ここに使う素材は、弊店倉庫に長く静かに眠っていた青森ヒバの柾目板。
さすが青森ヒバ、こうして鋸目を入れた瞬間に、あの独特の芳香が作業場の周囲を包みました。この時、隣室でお茶を飲んでいたご近所さんが「アラッ、いいにおい」。これだけ通信技術が進歩しても、残念ながらこのサイトで香りをお伝えすることができません。
こうした高樹齢材を使って建具屋さんに制作を依頼しても、ちょっとコジャレた高性能断熱アルミサッシと同等、モノによっては安価に制作できます。世間の多くの木材店には悲しいかな、このような素材が世に出ることなく静かに眠っています。
ようやく嫁に出せた申し分なしの天然乾燥高樹齢国産材。建具屋さんの手によってその姿を変えて、お陰さまで無事に見事な玄関引き戸になりました。