木材店が造る木の家 益子材木店

竜巻の爪痕 国道125号線北条地区

date 2012.05.15

幸いにも、肥田木材さんのご家族に皆さんけがはありません。報道されている倒壊した家屋と集合住宅は、肥田さんの事務所から約200mの距離。細君の愛車と倉庫開口部数カ所に被害を受けましたが、事務所と倉庫内の在庫に被害はありませんでした。

国道125号線
浮いたベタ基礎

上の写真、敷地右側の基礎部分が元家屋のあった場所。ベタ基礎のコンクリートから上部がすべて浮いたことになります。

倒壊した家屋

北条地区上空には自衛隊のヘリが旋回し、役場庁舎前の広場には消防の車両が多数待機しています。国道125号線をはじめ、北条地区に通じる県道は軒並み大渋滞。当分の期間は災害支援と復旧作業車両の通行を確保するため、当地区を迂回する配慮が必須です。

直撃された集合住宅

私がこの現場に立っていたのは10分ほどだったでしょうか。

発生から時を追うごとに、被害の甚大さが確認されてきたようです。
周囲の家屋は、昨年の震災による屋根瓦の葺き替え修理がようやく一段落した矢先の災難です。屋根瓦が吹き飛び窓ガラスが割れ、水が張られ始めた田んぼに飛ばされたがれきが散乱していました。ただただ亡くなられた男子中学生のご冥福を祈るよりありません。

倒壊した家屋

渋滞する国道の歩道で、ハンカチで目頭を押さえ小さなお子さんの手を引いたご婦人が、現場に向かって手を合わせていました。すると報道のマイクとカメラがそのご婦人を取り囲み、瞬く間に人だかりができました。

この家は数年前、某住宅会社に依頼して新築されたばかりだそうです。行政の規制と指導が厳しくなってからでしょうから、工程各段階各種の検査に合格し、ご家族は「安全な家」として住まわれていたのでしょう。それでもこうしてコンクリートの基礎が浮くとは、予想されていない災難に遭われたとしか言いようがありません。

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