手元のファイルには2006年05月撮影とあります。弊店徒歩10分の、とある分譲区画新築現場で見たヒノキ集成材の土台と通柱です。
これを初めて見たときは「ヒノキもここまできた」と衝撃的でした。既存の単板三層や五層の集成ではなく、断面から見たときに箱根の寄せ木細工を連想しました。
現場で作業をしていた大工さんに「この物件は何棟目?」と尋ねると、「オレはここで三棟目、その前は千葉の流山」。さらに「これ、だいじょうぶなの…?」と小さく声を掛けると、作業の手を休めて「建ててから聞くなよ」と笑われました。
その後この土台と柱を使って12棟が完売され、とてもきれいな街並みになりました。