水窪寄りにある木造の駅舎に入ると、噂に違わず確かに旅情をかき立てる建物でした。
窓の一部に銀色のアルミサッシが取り付けられてあるものの、待合室の開口部はすべて木製の建具です。それでも開閉はどれも重くなく、よほど建て付けがいいのか、とても良く管理されていると感じました。
駅舎を出て細い坂道を下ると、駅の真下にあたるところに製茶工場跡と言われる廃屋があります。その建物の裏手、天竜川岸に回る途中にこのミゼットが放置されてあります。かつてはここで人が働き、ここまで車で入ることができた証でもあります。
今回は列車到着時刻の都合でここから駅に戻りました。