一見するとなにかの樹の端材のように見えますが、これもれっきとした建築用材です。
現在ではまったくと言って良いほど市場性が無くなった「クリ製のネコ板」です。
この通称「ネコ板」とは、
コンクリート製の基礎と土台との間に挟み、床下の通気を確保するために使われます。
現在では「基礎パッキン」と呼ばれる樹脂製品が主流になり多用されています。
硬くて重く、バツグンに耐久性と耐湿性に優れるクリ。
常識的に流通する現在の樹脂製品より、あえてクリの力を信じる木材商の選択です。